1: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:09:22.72 ID:KD3kJY410
マスオくん編

マスオ「……はぁ」

サザエ「あなたー!朝ご飯出来たから早く起きてちょうだい!」

マスオ(毎朝ツラの汚れた妻の顔を見て起床…)

タラヲ「パパアァアア」

マスオ(そして隣には頭の悪そうな喋りしかできない坊主のガキ)

マスオ(僕は何をやっているんだろう…)

マスオ(自分の思い描いていた人生を歩めずにこのまま終わっていいのだろうか…僕は…)

16: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:17:25.26 ID:KD3kJY410
ムシャムシャ

ムシャ

マスオ(会話のない朝食…気まずい……)

タラヲ「パパーァァアアアア!!」

サザエ「タラちゃん!静かにしてちょうだい!(パチンッ」

タラヲ「ふぁぁぁぁん、ママにぶたれたですぅ」

マスオ「な…なにもぶつことないだろう?」

サザエ「あら、それじゃあ貴方がタラちゃんの面倒1日見てくださるのかしら」

マスオ「それはぁ…僕だって仕事があるんだし…」

サザエ「仕事仕事、ホントに仕事してるんだか」

マスオ(イラッ)

波平「サザエー朝食はまだかぁ」

フネ「今が朝食ですよお父さん」

波平「かあさーん、朝食はまだできんのかぁ」

22: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:20:29.54 ID:KD3kJY410
サザエ「はぁ…母さん今日もお父さんの面倒頼むわね」

フネ「あんたまた父さんの介護から逃げる気かい?」

サザエ「違うわよ!あたしだってタラちゃんの面倒見なくちゃならないんだから!!」

マスオ(朝っぱらから喧嘩かよ…)

ガラッ

カツオ「うっす」

フネ「カツッオ…!あんたまた夜遊びしてたのかい!?」

カツオ「うるせーなババア、今時の中学生が門限22時とか笑われちまうよ」

マスオ(ああ…カツオくんもすっかり変わり果てたなぁ…)

37: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:29:11.22 ID:KD3kJY410
磯野家は崩壊の危機に陥っている

カツオくんは中学に上がり一気に不良化

現在は受験も控えている年頃なのだが進級するごとに不良化は進んだ

ワカメちゃんは現在中学1年

彼女もカツオくん同様、夜遊びを覚え今日はまだ帰ってきていない

お父さんがボケ始めてから家族がおかしくなり始めた…

介護の疲れで母さんとサザエは疲労困憊、ストレスが溜まる一方だ

カツオ「あ、マスオさん。悪いけど金貸してよ」

マスオ「え…っ…先週貸した5000円は…」

カツオ「なに?それも返すって」

マスオは震えた手を財布に忍ばせカツオに5000円札を手渡した

家族はそのことに対して一切注意をしない

カツオ「サンキュー、役に立つよマスオ兄さんは」

マスオ(…家族でのポジションはこんな感じだ)

44: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:33:06.65 ID:KD3kJY410
波平「…(モムッ」

フネ「父さん!勝手に冷蔵庫の食材を食べないでくださいな!」

波平「ハハハ!まだ朝飯を食べてなくってなぁ!」

フネ「…(イラッ」


ガタンゴトンガタン

ノリスケ「あっ、マスオさん!ご無沙汰ァ!」

マスオ「…ノリスケくんか」

ノリスケ「どうしたんですか?元気ないなぁ!立派な社会人が!(バンッ」

マスオ「ははは、そうかい」

ノリスケ「そういえばおじさんの様子はどうですか」

マスオ「相変わらずだよ、サザエと母さんが交代で介護してるさ」

ノリスケ「そうですか!そりゃぁ良かった!ハハハハ!」

マスオ(よかった・・?お父さんがボケてるのに何を言ってるんだ)

47: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:38:52.77 ID:KD3kJY410
5年前
ノリスケ「おじさん…すいませんがこれくらい(ビッ」

波平「ノリスケ、また金かのことか。帰れ!」

ノリスケ「そんなぁあ~そんなこと言わないでくださいよぉ」

波平「以前に貸した金も返してもらっとらんぞ」

ノリスケ「ハハハ…あれもちゃんと返しますから」

波平「ダメだ」

ノリスケは波平の目の前で土下座をした

波平「な、なんの真似だノリスケ…!」

ノリスケ「お願いします…今お金が必要なんです……このままじゃ家族を養っていけなくて…」

波平「……ノリスケ…」

ノリスケ「必ず返します!!だから最後にもう1度だけ貸してください!!」

ドサッ

波平はノリスケの目の前に50万円を落とした

波平「…これで最後だぞ」

ノリスケ「おじさん…!!ありがとうございます!!」

54: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:42:35.94 ID:KD3kJY410
……



ノリスケ(クヒヒ…波平の奴、ずっとボケたままみたいだし…このまま借り逃げ出来るしラッキーだなぁ)

ノリスケ「マスオくん、今晩飲みに行かないかい?」

マスオ「ああ、いいよ」

ノリスケ「それじゃあいつもの駅前に集合で」


ニギ… ニギ… ニギ…

ニギ… ニギ…

ノリスケ「プハァー!やっぱり仕事終わりのビールは最高ですなぁ!」

マスオ「ああ…ノリスケくん。僕は家に帰りたくないんだ。」

ノリスケ「あんな美人な妻がいて帰りたくないだなんて!それは贅沢すぎますよぉ!」

マスオ「美人……?」

60: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:48:03.88 ID:KD3kJY410
マスオは手に持っていたジョッキを震わせ

マスオ「美人…ハハハハハハハハ!!ワハハハハァッアァ!!!!」

マスオ「あんなうんこ盛りみたいな髪型したやつが美人!?」

マスオ「朝から晩まで1日中あんなきったねぇツラした奴の顔拝まなきゃならない僕の気持ちはどうなるんだ…!!!」

マスオ「クソッ…!!クソが!!なんであんな奴の尻に敷かれてるんだ!僕は!!」

ザワッ…

ノリスケ「ま、マスオくん…居酒屋で大声出すのはやめましょうよ…」

マスオ「はぁはぁあ…すまないノリスケくん…」

ノリスケ「まぁ!飲みはこの辺にしといてパァーッと遊びに行きましょうよ!」

マスオ「う、うん…でも帰りが遅いとサザエに怒られるし…」

ノリスケ「なに大口叩いて弱気なこと言ってるんですかぁ~!ほら早く行きましょう!」

61: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:53:25.49 ID:KD3kJY410
客引き「オニイサンーマッサージドウデスカー」

ノリスケ「よし、ここに入りましょう」

マスオ「え?マッサージ店かい?」

ノリスケ「いいからいいから!早く行きましょう!」

マスオ「あ、ああ…」

ピロピローン

店長「イラッシャイマセ ドノコースニシマスカ?」

マスオ(ホントにマッサージ店なのかい…?)

ノリスケ「30分コースで」

店長「1時間コースモアリマスヨ」

ノリスケ「高いからいいよ!」

マスオ(30分6000円かぁ…高いのか高くないのか分からないな)

ノリスケ「あ、マスオさん。僕今お金持ってないんで建て替えといてください。」

マスオ「えぇー!?僕が立て替えるのかい?」

66: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 00:57:49.57 ID:KD3kJY410
嬢「コッチ アオムケニナッテ」

マスオ「え?あ…全裸のままでするのかい?」

嬢「ソウ」

マスオ「…マッサージ店じゃないじゃないか(ボソッ」


カーテン越しに隣のノリスケくんの声が微かに聞こえてくる

ノリスケ「おい、チップやるから本番させろ」

譲B「ウチノオミセ ホンバン ヤッテマセン」

ノリスケ「チップ2000円だぞ!?やらせろ…!!」

マスオ(チップ…?ノリスケくんまさか危ないことやろうとしてるんじゃないだろうな…)

69: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:02:34.18 ID:KD3kJY410
スコスコスコ…

マスオ「あっ…!」

ビュルッ

嬢「オ~ オニイサンイッパイデタネェ~」

マスオ「はぁはぁ…」


ノリスケ「チッ!結局手だけかよ!」

嬢B「ホンバンヤリテーナラ ホカノミセイケ」


ノリスケ「やあ、マスオさん」

マスオ「ノリスケくん」

ノリスケ「この店はダメですね!今度は他の良い店紹介しますよ!」

マスオ「あの…立て替えたお金のことなんだけど…」

ノリスケ「明日も朝早いんで帰りますね!お先に!」

マスオ「あっ……あああ……」

マスオ(どうしてだ…どうして僕はこんなにも立ち位置が低いんだ…)

73: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:08:25.72 ID:KD3kJY410
すっかり日付も変わってしまい

急いで家に帰ろうとするマスオであったが…

駅前で見覚えのある少女が座り込んでいた

ワカメ「……」

マスオ(わ、ワカメちゃん…!?)

中年男「おっ、今日もワカメちゃんか」

ワカメ「うん。本番有諭吉2枚でいいよ。」

中年男「たけーよ!もっと安くしろ!」

ワカメ「だって現役中学生の身体好きにできるんだよ」

中年男「チッ…若いからって調子乗りやがって」

中年男はそう言い捨てワカメの下から立ち去った

スタスタ

マスオ「…ワカメちゃん…」

ワカメ「マスオ…お兄ちゃん……どうしてここに」

78: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:14:34.34 ID:KD3kJY410
2人は近くの公園に行きベンチに座り話し始める

マスオ「…違法行為だって知ってた…?」

ワカメ「知ってる、でもお金欲しいし」

マスオ「…だからって法を犯してまでするようなことじゃないんだよ」

ワカメ「しょうがないじゃん、お金がなきゃ何も出来ないんだから」

マスオ「どうしてそんなにお金が必要なんだい?」

ワカメ「服とか…指輪とか食費とか色々いるし」

マスオ「僕に言えばいくらか貸してあげたのに」

ワカメ「じゃあ今すぐ30万貸してよ」

マスオ「30万!?」

ワカメ「それに未成年卒業したらホスト遊びだってしたいし」

ワカメ「貯金だって必要…だからもっと身体使って稼がなきゃ」

マスオ「…身内として君に警告するよ…それ以上すればいつか自分の身を滅ぼすことになる」

ワカメ「女は身体使って稼げるのよ、男とは違うんだから」

81: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:20:25.60 ID:KD3kJY410
マスオ「今度同じようなことしてたら、いくらワカメちゃんとは言え警察に通報するからね…」

ワカメ「あっそ、好きにすれば?」

マスオ(クソッ…僕の言うことなんて聞きやしない…!)


ノリスケ「先生…お金の方持ってきました」

スッ

イササカ「ああ、ご苦労。ノリスケくん。」

ノリスケ「どうですか?」

イササカ「フフフ…順調だよ…皆が私のことを教祖様と言って称えてくれるのだからね」

ノリスケ「1人入会金3万で月の費用が5万円…!最高のビジネスですよ先生!」

イササカ「先生というのはやめたまえ…今は紙切れに文字を書く仕事をしていないのだから」

イササカ「いずれ資金が貯まれば君にも半分手渡すつもりだ」

ノリスケ「クヒヒ…ありがとうございます!先生!!」

イササカ「ノリスケくん、最も稼げるビジネスは…宗教さ……フフフ」

83: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:27:52.92 ID:KD3kJY410
マスオ「ただいまー」

玄関の灯は既に消えていた

ギィッギィッ…

ギィィッ……

マスオ「ん?」

靴を脱ぎ捨てようと前屈みになっていたマスオがふと顔を上げると

サザエ「おかえり」

マスオ「わっ…わわ!サザエ…!?」

パチッ

玄関の電気をサザエがつけた

マスオ「なんだ…真っ暗だったからビックリしたじゃないか」

サザエ「今日は随分と遅かったのね」

マスオ「あ、ああ…会社の残業があってね」

サザエ「フン、ただ飲んで遅くなっただけなんじゃないの」

マスオ(…また上から物言いやがって…!誰の稼ぎで飯が食えてると思ってるんだ!)

86: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:33:04.86 ID:KD3kJY410
ゴツンッ ゴツンッ!!!

マスオ「はぁはぁっ・・!はぁ!!!!」

最近の日課はバットの先端を土に何度も突き当てることだ

こうすることで少しずつストレスを解消していってる

マスオ「あっの・・!!ブスが!!!調子乗りやがって!!」

ゴツンッ ゴツンッ

深夜ということもあるから突き当てる力は休日の昼間の3分の1だ

ブオオオオオオン

ブオオオン

マスオ「……なんの音だ?」

ブオオオオオン

マスオ「チッ…うるせぇなぁ…誰だ」


甚六「それじゃ、また誘えよ」

中島「うっす!甚六さんのマジェまじかっけぇっす!!」

カツオ「今度また乗せてくださいよ」

87: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:36:53.24 ID:KD3kJY410
甚六「ハハ、お前らも早く免許取ってバイク乗り回せよ」

中島「もちろんっすよ!チーム甚六!最強!!フゥッ!!!」

甚六「それじゃあな(ブロロロロロオ」

マスオ「…か、カツオくんだったのかい…」

カツオ「ああ、マスオ兄さんまだ起きてたんだ」

マスオ「今さっき帰ってきたところなんだ」

中島「マスオさん、僕にもお小遣いくださいよ(ジッ」

マスオ「えぇー?中島くんにもかい…」

カツオ「やめてあげろよ中島、こいつ色んな奴から毟り取られて金ないんだよ」

マスオ(誰のせいだよ…)

中島「なんだよ社会人の癖に金持ってないのかよぉ~」

中島「あ!金がないんだったら甚六さんが言ってた金融屋さん紹介すれば?」

マスオ「金融屋さん…?」

90: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:40:48.81 ID:KD3kJY410
カツオ「…カウカウファイナンスだっけ?」

マスオ「カウカウファイナンスって…金融屋の名前なのかい?」

中島「甚六さんが言ってたんだよ!金貸してくれるとこだって!」

マスオ「でも金融屋で借りるなんて怖いじゃないか…ましてや家族にバレたりなんかしたら」

カツオ「どうにもならなくなったら行ってみたら?」

中島「そうそう、僕達の小遣いもいるしな!」

マスオ「さ、さすがに今は借りなくても大丈夫さ!ほら中島くんには2000円渡すから!」

中島「うひょー!これでピンサロ行こうぜ磯野ー」

94: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:46:34.82 ID:KD3kJY410
マスオ「…金融屋か……機会があれば行ってみようか…」

マスオはストレス解消を終え今日は眠りについた


……



翌朝

サザエ「父さんをイササカ先生の会に入れようと思うんだけど」

フネ「イササカ先生の会?」

サザエ「最近イササカ先生が小説家の仕事をお辞めになって始めたそうよ」

マスオ「へぇー、どういうことをしているんだい?」

サザエ「イササカ先生のお話を聞いてメンバーの人達と雑談するみたいよ」

フネ「それなら父さんの面倒も見てもらえそうで良さそうだね」

サザエ「ただ会費が結構しちゃうみたいなのよ~」

マスオ(またお金のことか…)

フネ「マスオさん、お父さんのためだと思って出してくれませんか?」

マスオ「……分かりました…お父さんのためですよね…」

95: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:51:16.23 ID:KD3kJY410
イササカ「まさか波平さんが入会してくださるとは…嬉しい限りです」

サザエ「これ会費です(スッ」

イササカ「…(ジッ」

イササカ「どうも、ありがたく頂戴します。」


サザエ「良かったわね母さん」

フネ「ああ、朝から夕方までは面倒見てもらえみたいだしね」

サザエ「これで家事も捗るわね!」


波平「イササカせんせー!これはこれは!お久しぶりですなぁ!」

イササカ「ええ…お久しぶりです(ニコ」

波平「それよりせんせー!小説の方はどうですかな?」

イササカ「いえ、今はやっておりません…」

波平「ほう…では小説のお仕事はどうですか?」

イササカ「ですからやっていません」

波平「なるほど、小説の仕事は現在されていないんですか?」

97: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 01:57:21.47 ID:KD3kJY410
イササカ「…」

波平「おや?どうかなさいましたか?」

イササカ「やってねぇっつってんだろーーーーー!!!!」

ドカッボコッ

波平「うひぃっ…!」

イササカは波平の腹部を強く杖で殴打した

イササカ「テメェみたいなボケを入会させたのも金の為なんだよ…」

イササカ「金払えなくなったら追い出すからな…覚悟しろよ…」

波平「は、はい(ガタガタッ」

イササカ(暴力振るったけど…こいつがボケてて助かった)

イササカ(家族だってこんな奴を家に置いておきたくないだろうし…)

イササカ(可哀想なじいさんだぜ…フフフ…まったく…)

イササカ(家族からも見放されたこのじじいは私がたっぷりと搾り取るさ)

103: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:04:57.85 ID:KD3kJY410
ノリスケ「え?おじさんも?」

イササカ「そうだ、今朝入会の手続きをしてくれた」

ノリスケ「へぇ…こっちに介護押し付けようってんですかね?」

イササカ「さぁどうでしょうね…」

イササカ「聞いた話によるとフネさんがほとんど介護をしてるみたいだったようですね」

ノリスケ「サザエさんと交代で介護されてるって聞きましたけどね」

イササカ「家事もやらなきゃならんし、実際はフネのババアにさせているんでしょう」

ノリスケ「しかしまだ若いサザエさんが介護をしないなんて…」

イササカ「高齢の妻が高齢旦那の介護をするのはよくあることですよ」

イササカ「家族全員で協力していれば多少は楽になるんですけどね」

イササカ「高齢の妻だけが介護するとなると、どうしても体力的な面や自身の健康に不安を感じたりしますから」

ノリスケ「あそこの家族に協力なんて言葉はなさそうですから!ハハハ」

イササカ「いずれ…崩れるでしょうねあの家族」

105: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:12:15.32 ID:KD3kJY410
パンパンッ

イササカ「さぁ皆さんお集まり頂けたでしょうか」

老人「教祖様ー」

老人B「教祖様ぁ~」

イササカ「まずは我々に命を与えてくださったイッサーカ神に祈りを捧げましょう」

波平「祈り・・」

イササカ「はい、もうよろしいですよ!」

老人「あたしの祈りは届きましたかねぇ」

イササカ「ええ…(ニコ」

イササカ「今日は皆様に素晴らしいモノを持ってまいりました」

スッ

波平「おお」

30人はいる会員達の目の前でイササカはただの食パンを見せびらかす

イササカ「これ、何に見えます?」

老人「食パン!!」

108: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:16:54.90 ID:KD3kJY410
イササカ「そうです、食パンです」

老婆「ただの食パンじゃねーか!!舐めてんのかゴラァ!!」

波平「そういえばまだ朝飯を食べていなかったな」

イササカ「これはただの食パンではありませんよ」

老婆「ああ!?」

イササカ「栄養がたっぷり含まれている食パンなのですから」

老人「栄養…?」

イササカ「イッサーカ神の生まれ故郷でこの食パンは神の食パンと呼ばれています」

イササカ「人間誰しも栄養が不足しているものです…」

イササカ「この食パンを食べれば若返りも期待できますし…不足な栄養を全て補えます!」

老婆「よこせええええーー!!その食パンよこせええええー!」

111: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:21:22.89 ID:KD3kJY410
イササカ「普通では手に入りませんよ…」

イササカ「この食パンを今日はイッサーカ神を信じている皆様にのみ特別価格で販売致します」

老人「いくらなんですか教祖様」

イササカ「1袋3000円です…これ以上にない値段ですから」

波平「3000円…丁度母さんに5000円もらってきたし買ってみるか」

老婆「よーーーし!!あたしゃ5袋買うぞーーー!!!!」

イササカ「ハハハ、押さないでください…全員分ありますから」


ドサッ

イササカ「ふぅ…かなり売れたな…」

ノリスケ「さすがですね、先生」

イササカ「こんなのまだ序の口ですよノリスケくん」

116: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:26:08.65 ID:KD3kJY410
ノリスケ「しかしよく会員が集まりましたね」

イササカ「ええ、簡単ですよ」

イササカ「こういった商法では1人入会させてその知人を次々と紹介させて入会させる」

イササカ「紹介してくれた友人には無料で商品を適当に渡しておけば勝手にお得感を感じて興味本位で入会し始めますからね」

イササカ「こんな食パンも…ただの食パンだ(クチャッグチャ」

ノリスケ「クヒヒ…さすが先生……ビジネスの鬼ですよ」

イササカ「では、今日の売り上の少しですが君に(スッ」

ノリスケ「ありがとうございます!」

イササカ「君は引き続き出来るだけ高齢者の人間を入会させるように」

ノリスケ「はい、分かりました」

119: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:31:52.13 ID:KD3kJY410
ノリスケ「さぁーて!この金で風俗にでも行くか…」

ノリスケは勢いよくイササカ家を飛び出した

ボボボボ…

ボボ…

キィッ

すると数十m先に1台の車が停車した

ウシジマ「そんなに笑顔で駆け出してどうしたの?」

ノリスケ「…(ビクッ」

マサル「あ、社長!こいつ金持ってますよ」

ウシジマ「マサル、全部取って数えろ」

ノリスケ(…最悪だ……見つかっちまった…)

ウシジマ「返済期限過ぎてんの分かってる?」

126: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:43:03.90 ID:KD3kJY410
ノリスケ(クソッ…あのバカでかい車は田嶋の奴だったのか…)

マサル「社長、これで元金と利息分全部です」

ウシジマ「おう」

ノリスケ「ハハハ…それじゃ僕はこれで帰りますね……」

ウシジマ「待てよ、ノリスケ」

ノリスケ「(ビクッ」

127: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:44:14.33 ID:KD3kJY410
ウシジマ「お前どうやってこの金作ったの?」

ノリスケ「えっ…(ドキッ」

ウシジマ「今まで散々返済すんのに時間かかってただろ」

ノリスケ「いやぁまぁ…新しいビジネスを始めて…最近その売り上げが良くて…」

マサル「新しいビジネスだぁ?詳しく聞かせろよ」

ノリスケ「いっ…いやそれはその…」

ウシジマ「ふーん、まぁいいや」

ウシジマ「また貸して欲しかったらいつでも相談しに来いよ」

マサル「今度借りたらキッチリ返済期限守れよ!」

ノリスケ「ハハハ…ありがとうございます…」

ウシジマとマサルは車に乗り込み走り去った

ノリスケ「はぁはぁああ…くそっ……クズ金融屋めが…!!」

135: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:52:41.78 ID:KD3kJY410
マサル「なーんか…あいつヤバそうな仕事してそうな感じッスね」

ウシジマ「あいつがどんな仕事をしようがこっちは全額回収するだけだ」

マサル「そうッスけど…あんな大金あいつがどうやって」

ウシジマ「それなりのリスクをあいつも払ってんだろ」

ウシジマ「すぐに大金得るのに低リスクなことなんてねぇ、あいつは自分のリスクより金を取ったンだろ」

マサル「バカな奴ッスねー」

ウシジマ「フン、そういう馬鹿な奴ほど俺達闇金を必要としてるからな・・」



サザエ「お父さん!!!!!!何食パンなんか買ってるのよ!」

マスオ「ど、どうしたんだい?」

139: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 02:57:48.54 ID:KD3kJY410
波平「マスオくん、君からも何とか言ってやってくれ」

マスオ「は…はぁ」

サザエ「お父さんが1袋3000円もするパンを買ってきたのよ!」

マスオ「3000円!?」

波平「これは栄養満点!神の食パンなんだぞ!!」

サザエ「いいえ、ただの食パンよ」

波平「ぶわっかもーーーーん!!!サザエ!お前は外で立っておれ!!」

サザエ「…はぁ…」

波平「そういえばマスオくん、今日の晩飯はなんだろう?」

マスオ「さっき食べたばっかりですよ…」

波平「そんなはずはない!わしを飢え死にさせるつもりか!!」


サザエ「イササカの会ってあんなに高い物を買わせる処なのかしら…」

フネ「けど、面倒は見てくれてたんだろう?」

サザエ「それはそうだけど…」

マスオ「じゃあ、これからお父さんにお金を持たさず会に参加させればいいんじゃないかい?

145: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 03:06:51.63 ID:KD3kJY410
サザエ「そうね…余計なお金持たすと買っちゃう訳だし」

フネ「そうしようかね」
イササカ「はい、それでは今日は神の石鹸です」

老婆「いくらだーーー!!?」

イササカ「神の石鹸…1個2000円です!!」

老婆「10個だーーー!!よこせえええーーー!!!」

老人「あのぉ…教祖様…」

イササカ「はい、どうされました」

老人「今回の商品お金が足りなくて買えそうにないんです…もう少し安くしてもらえませんかね?」

イササカ「…(ジッ

波平「ワシも今日は所持金0ですぞ」

イササカ「……神を愚弄する気ですか?(ギロッ」

老人「…(ゾオッ」

イササカ「貴方達ならば年金や貯金がいくらでもあるじゃないですか…」

老人「でも…それは孫や家族達のために残しておいてて…」

イササカ「神を信ずるならば、今すぐ用意してきなさい」

150: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 03:21:41.35 ID:KD3kJY410
マスオ「…うう…今日も飲みすぎたなぁ…」

フラフラした足取りで帰宅を目指していたが

とうとう近くの公園でダウンしてしまったマスオ

マスオ「はぁ…ぐっへへえ…マスオさんダウーン」

ピトッ

マスオ「冷ゃああっ」

ベンチで仰向けで寝ていたマスオの額に冷たい水のペットボトルを押し当てた

マスオ「だ、誰ですか!こんなイタズラするの!」

タイコ「くすくす…やっぱりマスオさんだったんですね」

マスオ「た…タイコさん……?」

157: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 03:27:40.77 ID:KD3kJY410
タイコ「あら、飲んでらしたんですね」

マスオ「ええ…仕事とか家庭のストレスで色々と…」

タイコ「大変そうですね…顔色も悪いですよ?」

マスオ「ははは、もう慣れましたから…」

タイコはぐったりしているマスオの手を握り締める

ギュッ

マスオ「えっ…(ドキッ」

タイコ「ホントにゆっくり休めてますか?心配で…」

マスオ「だ、大丈夫ですから…」

マスオ(手を握られたとはいえこんなにドキドキするなんていつ以来だろう…)

マスオ(正直ルックスやスタイルなんかはサザエとは段違いだ)

タイコ「ノリスケさんの帰りが遅いんで、たまたま通りかかったらマスオさんに会えるなんて」

タイコ「私、なんだか嬉しいです」

マスオ「そ…そうですか……ははは…(ドキドキ」

161: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 03:34:22.04 ID:KD3kJY410
タイコ「・・」

マスオ(僕にはサザエがいるけど…タイコさんを見ると異様にドキドキしてしまう…)

ふと、マスオはタイコの胸元の痣に目がいった

マスオ「その痣どうしたんですか…?」

タイコ「あっ…これは…」

サッと胸元を隠すようにして恥ずかしそうに顔を赤らめた

マスオ「……まさか…DVですか…?」

タイコ「…あの人…会社を辞めてから性格が変わってしまって…」

マスオ「えぇー!?ノリスケくん会社を辞めていたんですか…!」

タイコ「1年前に突然…」

マスオ(どうりでお金に困ってた訳だ…)

165: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 03:38:32.39 ID:KD3kJY410
マスオ「まさかノリスケくんが家庭内暴力を…」

タイコ「私もすごく怖くて…誰にも相談できなかったんです……」

マスオ「け、警察とかには相談されたんですか?」

タイコ「いえ…まだマスオさんに言ったのが初めてで…」

マスオ「イクラちゃんは…?それとそれならすぐに離婚でもした方が…」

タイコ「幸いいつも暴力を振るってくるのは私にだけです」

タイコ「離婚も…向こうが応じてくれません。それに最近になって少しずつ家にお金を入れ始めてくれたので」

タイコ「今離婚してしまうと経済的にも…」

マスオ「ノリスケくん…新しく仕事でも始めたんですかね…」

タイコ「だと思います…ですが私にはそのことを一切教えてくれないのです」

170: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 03:44:12.45 ID:KD3kJY410
タイコ「あっ…すみません、こんな暗い話しちゃって」

マスオ「いえ…話で良ければ何時でも聞きますので…連絡してください」

タイコ「フフ、マスオさんってあの人と違って優しいですね」

マスオ「そんな…僕はただタイコさんのことが心配で…」

タイコ「今度良ければ2人でお食事にでも行きませんか…?」

マスオ「…!はい!ぜひ!」

……



サザエ「…遅かったわね」

マスオ「ああ…飲み会行ってたからだよ」

サザエ「(クンクン」

マスオ「…なんだい?」

サザエ「嘘つくんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!」

マスオ「ヒッ…(ビクッ」

314: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:15:48.26 ID:KD3kJY410
マスオ「そ、そんな大きい声出すことないじゃないかぁ!」

サザエ「クンクンクン」

マスオ「なんだよ…」

サザエはマスオの手に顔を近づけ何度も嗅ぎ続ける

サザエ「クンクンクンクンクンクンクンクンクンクンクンクンクンクン」

マスオ「サザエ…みっともない真似はやめてくれよ…」

サザエ「手から女の匂い」

マスオ「え?」

サザエ「女の匂いがするっつってんだろ!!!!!!!!!」

マスオ「ヒャァッ…!!」

サザエはマスオのネクタイをグイッと引っ張り外に連れ出した

320: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:20:24.06 ID:KD3kJY410
その日は

必死に外で土下座を続けサザエに謝罪をした

僕は何度もサザエに訴えかけた

「やってない!浮気なんか!僕はサザエ一筋なんだ!!」

この言葉に少し表情を赤らめていたサザエ…単純な女だ


1週間後

マスオ「あ、タイコさん」

タイコ「マスオさん…遅れちゃってごめんなさい」

マスオ「いえ、今来たばかりなんで」

タイコ「フフ…それじゃあ行きましょうか」

マスオ「はい…!」

326: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:25:05.21 ID:KD3kJY410
ワカメ「…」

アナゴ「わ、ワカメちゃん…話ってなんだい?」

ワカメ「妊娠した」

アナゴ「え!?」

ワカメ「今すぐ手術費用が必要だから30万持ってきて」

アナゴ「う、嘘は良くないよワカメちゃぁん・・」

ワカメ「ホントだから明日病院にも行くし」

アナゴ(このクソガキ…中出ししたとはいえ危険日じゃなかったはずだろ…!?)

アナゴ(なに妊娠してるんだ…!)

ワカメ「払えないなら警察と家族に伝えるね」

アナゴ「うぐうぐぐっ…分かったよぉ30万用意するから…」

ワカメ「今すぐね」

アナゴ「くう…」

329: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:30:15.10 ID:KD3kJY410
ノリスケ「イササカ先生、新しい会員様です」

イササカ「ご苦労」

スッ

イササカ「これはほんの少しだが君への感謝の気持ちだ」

ノリスケ(うおおっ…!諭吉だらけだ…ザッと15万はあるぞ!)

イササカ「とりあえず、会員の募集はここで打ち切ろう」

ノリスケ「え、どうしててですか?」

イササカ「私はあまり大きな組織を目指している訳ではないんだよ」

イササカ「この小規模な人数からいかに金を搾り取るかだ」

ノリスケ「なるほど…けど小規模だと数千円の商品売るだけじゃあまり利益が…」

イササカ「フフ…ここからステップアップだよノリスケくん」

ノリスケ(ステップアップ…?)

334: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:36:41.50 ID:KD3kJY410
イササカ「実際、私が今まで売ってきた商品を会員達は使っているはずだ」

イササカ「どいつもこいつもただの商品に対して「効果があった!」「若返った!」だとか言いやがる」

ノリスケ「数百円のモノなのにバカな奴らですね~」

イササカ「商品自体は悪くなかったと実感し始める頃ですよ」

ノリスケ「で、ステップアップとは?」

イササカ「次はこの商品を会員達に販売させるんですよ…!」

ノリスケ「え、あの老人達に?」

イササカ「会員達の知人から知人へ次々と販売していく」

イササカ「会員たちに商品を仕入れさす時には数万円程度で十分ですよ」

ノリスケ「なるほど…仕入れの金も入り知人へ売った利益も全部こちらに入るんですね!」

イササカ「ええ、見ず知らずの私が販売するより知人同士でした方がより効果的なんですよ」

イササカ「これこそが宗教とマルチ商法を組み合わせたビジネスですよ…フフフ」

337: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:40:23.96 ID:KD3kJY410
ノリスケ「でもあいつ等は販売の仕方なんて知りませんよ」

イササカ「それもこれから販売セミナーを行う予定です」

ノリスケ「販売セミナー?」

イササカ「ええ…会員は全員強制参加です」

イササカ「1時間で1人5万円のお得な販売セミナーですよ…」

ノリスケ(この人…小説書いてた頃より良い顔してるな…)


プルルルル

プルルルル

ピッ

ウシジマ「はい?」

アナゴ「あっ…た……田嶋さん!また30万円ほど貸してくれませんか…??」

342: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:48:04.74 ID:KD3kJY410
―カウカウファイナンス―

かわいいかわいい

高田「小鹿」

かわいいかわいい

マサル「カナリア」

かわいいかわいい

アナゴ「…アッ……アナゴッ!!!」

柄崎「……」

加納「…」

ウシジマ「全然可愛くない、タバスコとハバネロ一気飲みしろ」

マサル「ほら!早く飲め!」

アナゴ「んぐぐぐっ……ごほっごほっ!!!がはぁっ!!!」

ウシジマ「今度返済期限遅れたらハバネロより辛い物だぞ!いいな」

344: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:51:37.45 ID:KD3kJY410
アナゴ「ぐふうう…はぁはぁ……田嶋さんもう30万円のことなんですが…」

ウシジマ「あ?」

アナゴ「30万円貸して頂けませんか…はぁはぁ」

ウシジマ「寝ぼけたこと言ってんじゃねーぞ、今の分完済してから言えよ」

アナゴ「ウヒィッ…どうしても今お金が必要で……」

ウシジマ「…(ジッ」

アナゴ「…ヒッ」

ウシジマ「今の分完済出来たら貸してやるよ」

アナゴ(クソッ…クソ闇金メガネが…!!)

347: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 13:59:27.77 ID:KD3kJY410
……

マスオ「美味しいですね…(モムッ」

タイコ「ええ…以前に来たことがあったお店なんです」

マスオ「さすがタイコさん…僕なんか初めて知りましたよこのお店」

タイコ「サザエさんとは外食されないんですか?」

マスオ「妻と外食なんて…もう何年も行ってませんよ」

マスオ「ましてや僕の小遣いもカットにカットを重ねて今は月のお小遣いが5000円…」

タイコ「まぁ…」

マスオ「5000円なんかで毎日過ごせないんですよ!」

タイコ「あまりサザエさんと仲はよろしくないみたいですね…」

マスオ「はい…家にいても居場所がなくて…いつも妻には怒鳴られてばかりで」

タイコ「サザエさんも随分とストレスが溜まってらっしゃるのね」

マスオ「こんな話できるのタイコさんぐらいしかいなくて…」

タイコ「…(ジッ」

タイコ「フフ…マスオさん溜まってるものがあるなら全部出してくださいね(ニコ」

349: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:04:19.55 ID:KD3kJY410
僕と

タイコさんはその後、ホテルに向かった

ギシギシッ ギシッ

タイコ「アンッ…ンァッァアッンッ…!!アッッアッ…!マスオさん……!」

マスオ「タイコさん…タイコさん…!好きだ…タイコさん…愛してるよ…!!」

タイコ「んちゅっ…んん……」



サザエとはセックスレスということもあっていつも以上に燃えた

タイコさんもご無沙汰だったみたいで喜んでくれている

マスオ「……」

タイコ「マスオさん…マスオさんみたいな人と結婚すれば良かったなぁ…」

マスオ「タイコさん…僕もですよ……サザエなんかよりタイコさんと…」

タイコ「サザエさんに怒られるわ」

マスオ「いいんです、あんな奴…タイコさんと一緒にいれば僕は満足です」

350: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:08:22.05 ID:KD3kJY410
タイコ「それじゃあマスオさん…私はこれで」

マスオ「はい!お気をつけて」

スタスタ

タイコをラブホの前で見送った後、自身も帰宅しようとしたその時

アナゴ「…」

マスオ「…アナゴくん!?」

アナゴ「やあ、奇遇だねフグ田くぅーん」

マスオ(ど、どうしてアナゴくんがこんなところに…マズイ…タイコさんとホテルに行ったことが…)

アナゴ「今の…サザエさんに伝えてもいいかな?」

マスオ「それは勘弁してくれアナゴくん…お願いだから…」

アナゴ「(ニヤァッ」

アナゴ「マスオくん僕も君の友達だ、15万円で見なかったことにするよぉ」

マスオ「…!」

355: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:17:49.79 ID:KD3kJY410
アナゴ「15万確かに…」

マスオ(15万はホントに痛い…けどサザエにバレることに比べるとマシか…)

アナゴ「それじゃあ僕は行くところがあるから」

マスオ「あ、ああ…くれぐれもサザエには言わないでくれよ」

アナゴ「分かってるさ…フフ」

マスオ(クソッ…嫌な奴に見られてしまった…)


アナゴ「田嶋さん…これで完済ですよね」

ウシジマ「アナゴさん、完済ね」

アナゴ「あの…30万円貸してもらってもいいですか…」

ウシジマ「ああ、いいよ。」

スッ

アナゴ(よし…!これでワカメちゃんに払うことができる…!)

タッタッタ

高田「あいつ大丈夫なんですかね」

ウシジマ「…」

360: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:25:05.12 ID:KD3kJY410
老人知人「え?健康ドリンク?」

老人「そうなんだよ、うちのところで購入したドリンクなんだよ」

老人知人「お前んとこって…あのイササカ先生がやってる会か?」

老人「ああ」

老人知人「そんな怪しい団体の商品なんか買う訳ないだろ!しかも1本2000円って」

老人「大丈夫大丈夫、うちはねずみ講みたいに何人も会員がいる訳じゃないよ」

老人「少人数でほのぼのやってるだけだし、詐欺なんてことは絶対ないから」

老人知人「ホントか…?あんたがそう言うんなら信用するけど」

老人「じゃあ、早速で悪いけどこのドリンクセット買ってくれないか」

老人知人「…そうだな…試しに買ってみるか」

362: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:34:42.26 ID:KD3kJY410
マスオ「…」

僕とタイコさんは今日も会って喫茶店に来ていた

タイコ「あら、マスオさん顎の辺りにニキビが…」

マスオ「あ…最近肌荒れがひどくて…」

タイコ「……良ければ化粧品買ってみませんか?」

マスオ「え?」

363: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:35:25.00 ID:KD3kJY410
そう言うとタイコは机の上に洗顔料と化粧水、乳液を並べた

コトッ

マスオ「…これ化粧品ですよね」

タイコ「ええ、今流行りのビタミンCとコラーゲン、ヒアルロン酸がたっぷり入ってるの」

マスオ「ちなみにおいくらですか?」

タイコ「3つセットで2万5000円です」

マスオ(2万5000円…!?こんな小さな化粧品のセットでそんな値段に…)

タイコ「…ぜひマスオさんに購入してもらいと思って」

マスオ(所持金3万円あるけど…今月はこれで過ごさなきゃならないからどうしよう…)

タイコ「お願いマスオさん…私、マスオさんにしか頼めないんです」

マスオ「…うっ」

マスオはタイコの言葉を受け躊躇しながらも財布から札束を出し購入した

タイコ「ありがとうマスオさん…今度はもっと良い商品を持って来るわ」

タイコ「お茶代は私が出しますから気にしないで」

マスオ(ほっ…喫茶店代は出してくれるのか。優しいなタイコさん)

368: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:41:33.52 ID:KD3kJY410
……

ノリスケ「タイコ、どうだった」

タイコ「ええ…ちゃんと化粧品は売ってきたわ」

ノリスケ「よし、その金全部俺によこせ」

タイコ「半分って約束でしょ?」

ノリスケ「チッ…分かったよ」

スッ

タイコ「しばらくはマスオさんを騙せそうだわ」

ノリスケ「ああ、そりゃお前が身体使ってまで落とし入れた訳だしな」

タイコ「胸元の痣なんてただのメイクなのに」

ノリスケ「マスオさんは馬鹿な奴だからね…女に惚れ込むと簡単にお金を落としてくれるさ」

タイコ「イササカ先生のお陰でしばらく稼げそうね」

ノリスケ「ああ…マスオくんからもしばらくは搾り取れそうだよ」

374: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:50:46.11 ID:KD3kJY410
それからマスオはタイコの売りつけてきた商品を買い始める
最初は数万円だった商品が徐々に数十万円にへと値が上がっていく
マスオもタイコに気に入られたい一心でお金を払い続ける
マスオの貯金も既に限界に近かった

マスオ「ダメだ…もう貯金が…サザエに借りる訳にもいかないし」

マスオ「金……」

アナゴ「フグ田くぅーん、金がどうしたんだい?」

マスオ「アナゴくん…」

マスオ「そうだ、すまないけど10万円ほど貸してくれないかな」

アナゴ「10万円なんて大金今は持ってないさ…お金に困ってるのかい?」

マスオ「ああ…ちょっとね」

アナゴ「良い金融屋…紹介してあげるよ」

マスオ「え?金融屋?」

アナゴ「今から時間あるかい、そこまで連れて行くけど」

マスオ「でも…金融屋で借りるのってどうしても不安で…」

アナゴ「フグ田くぅーん、今すぐお金が必要なんだったらそうは言ってられないだろう?」

マスオ「…」

375: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 14:59:56.77 ID:KD3kJY410
ニギ…ニギ…ニギ……ニギ


アナゴ「ここだよ」

マスオ「こんな怪しい場所に…ホントに大丈夫なのかい?」

アナゴ「大丈夫大丈夫」

スタスタ

ピンポーン

ギィィィッ

高田「……入って」

アナゴ「へへ…どーも」

マスオ「…(ゴクリ」


高田「社長、アナゴさんです」

ウシジマ「おう!どうしたんだ?アナゴさん」

386: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:07:08.56 ID:KD3kJY410
アナゴ「今日はこの人に金を貸して欲しくって…」

ウシジマ「アナゴさんの知り合いの人なんだ」

マスオ「は、はい…!」

ウシジマ「お金貸して欲しいの?」

マスオ「はい…少しお金が必要になりまして…」

ウシジマ「それじゃ借用書書いて」

スッ

マスオ(とうとう僕も金融に手を出してしまったか…)

ウシジマ「マスオさん他でどれくらいツマんでるの?」

アナゴ「はは…この人ここが初めてなんで」

ウシジマ「ふーん、そうなんだ」

387: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:10:29.81 ID:KD3kJY410
マスオ「とりあえず5万円貸して頂けませんか…」

ポンッ

ウシジマ「いいよ、うち10日5割(トゴ)だから」

マスオ「トゴ…?」

アナゴ「ここ10日で5割の利息が発生するんだ…」

マスオ「えぇー!?」

ウシジマ「返済期限ちゃんと守ってね」

マスオ(10日で5割なんてめちゃくちゃ暴利じゃないか…!とんでもない所でお金を借りてしまったぞ・・)

ウシジマ「それじゃあマスオさん、また10日後にね」

マスオ「……はい……」

394: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:19:13.79 ID:KD3kJY410
タイコ「これ…今週の商品よ」

コトッ

マスオ「シャンプー…ですか」

タイコ「ええ、育毛効果抜群の素晴らしいシャンプーが1本7万円よ」

マスオ(田嶋さんに借りた5万円とへそくりの2万円で買うか…)

スッ

タイコ「ありがとうマスオさん…いつも買ってくれて嬉しいわ」

マスオ「ハハ…喜んでもらえて僕も嬉しいですよ」

タイコ「今度、来てみない?」

マスオ「どこにですか」

タイコ「イササカの会よ」

マスオ(イササカの会……?)

397: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:24:23.21 ID:KD3kJY410
マスオ「そういえばお父さんがその会に通ってたはずなんだけど…」

タイコ「波平さんも来ていつも話を聞いてらっしゃるわ」

マスオ「でも、あそこって高い商品を売りつけてて…」

あれ……おかしいぞ…

これって…僕もタイコさんに高い商品を売りつけられて騙されてるのか…

タイコ「マスオさん私もそこの特別会員なの」

タイコ「イササカ先生はとっても良い人よ、まるで神様みたいな人なんだから」

タイコ「私達を決して騙そうとはしないわ」

マスオ「そう…ですよね……すいません…タイコさんがそう仰るなら間違いないですよね…」

もう僕はタイコさんを信用することしかできなかった

399: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:31:17.27 ID:KD3kJY410
―イササカの会―

老人「イッサッーササカイササッカー」

老婆「イッサー♪イッサー♪イッサー♪」

異様な光景だった

イササカを中心に老人、老婆達が円になるように囲み歌を歌っていた

イササカ「やあマスオさん…イササカの会へようこそ」

マスオ「イササカ先生…」

イササカ「マスオさんもご入会されるということで?」

マスオ「はい……」

タイコ「先生、よろしくお願いします」

イササカ「ええ…では入会費の方お願いします」

タイコ「マスオさん、ここは私が払っておきますから」

マスオ「ありがとうございます…」

イササカ「それでは今日からまた新しく神を信ずる仲間が加わりました!」

一同「イッサー!!!!!!」

403: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:35:58.66 ID:KD3kJY410
波平「おや、マスオくんじゃないか」

マスオ「お父さん」

波平「ワシも年金を使って神の商品を買わせてもらっているのだよ」

マスオ「そうなんですか…僕も今日から神を信じようと思います」

波平「うむ、そうするといい」

イササカ(マスオの奴はほとんどコントロールできそうだな)

タイコ「…」

イササカ「タイコさん、今から私の部屋に来てください」

タイコ「はい」

イササカ「大事な話がありますので」

405: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:39:42.97 ID:KD3kJY410
―イササカの間―

ギシッ ギシッ

イササカ「どうだ…タイコ!!もっと喘げ!!」

パンッパンッ

グニョッグニュッ

タイコ「アアアッ…教祖様ァ…!!」

イササカ「フフ…神の液を貴様に流し込んでやろう…」

ブチッ

タイコ「いたっ…」

イササカ「タイコ、陰毛を2本取らせてもらう」

タイコ「どうするおつもりなのですか…」

イササカ「フフ…私は性行為をした女性の陰毛を瓶に入れて集めるのが趣味でね」

イササカ「グフフフ…」

イササカはタイコの陰毛が入った瓶を舌で舐め回す

タイコ「…(ゾオッ」

415: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:53:15.85 ID:KD3kJY410
マスオが入会して2週間が経過

マスオ「…」

サザエ「あなた、今すぐにイササカ会を辞めてちょうだい」

マスオ「どうして?」

サザエ「お父さんが年金を使ってまで馬鹿な商品を買ってきてるみたいじゃない」

マスオ「・・イササカ先生はそんな人じゃない!!!!!!ぶっ殺すぞうんこヘアー!!」

サザエ「な…なによ…!そんなに怒らなくても良いじゃない…!」

マスオ「お前には関係ないだろ…自分の金で買ってるんだから」

サザエ「……あなた」

サザエに恐怖心がなくなってきた

今の僕には信頼できる人がいる…だからこそ強気になれる

イササカ「マスオくん、ワカメちゃんを今度ここへ連れて来てくれないか?」

マスオ「ワカメちゃん…ですか」

イササカ「ああ、そうだ。もちろんお礼はさせてもらうよ。」

417: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 15:56:30.71 ID:KD3kJY410
……



ワカメ「あー…お金使い切った…」

ワカメ「アナゴから騙してもらった20万あっという間になくなったな」

マスオ「ワカメちゃん」

ワカメ「お兄さん…なに」

マスオ「お金に困ってるんだよね、良い人がいるんだけど会ってみない?」

ワカメ(…良い人……?)

マスオ「その人なら大金をすぐに渡してくれるよ…信頼できる人なんだ」

ワカメ「会うだけならいいよ」

マスオ「じゃあ、その人の場所に連れて行くよ」

419: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:01:03.96 ID:KD3kJY410
ギシッギシッ

ワカメ「アッアアアア…!!!痛い…っ!!」

イササカ「援交やってたくせにお尻はまだ処女だったんだな!フフフ!」

ワカメ「…アアアッ」

イササカ「ほら、金だ!受け取れ雌豚!」

パサッ

ワカメ「お金…!こんなに大金…!」

イササカ「お前が俺の奴隷として仕えるのであればいくらでも援助してやろう」

ワカメ「ホントに?ホントにお金くれるの!?」

イササカ「ああ…もちろんだ」

イササカ(金のことしか脳に無いバカ女だったな…簡単に目が眩む)

マスオ「…」

イササカ「マスオくんどうだ?身内を目の前で犯されている気分は!」

マスオ「とても、清らかな気持ちになりました」

イササカ「そうだろうな…フフ…!何せ神の私が犯しているのだからな…!!」

424: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:07:07.29 ID:KD3kJY410
イササカ「金より女だ」

イササカ「セックスこそ神の与えし最高の褒美だと私は思う」

マスオ「はい…先生」

イササカ「私は奴隷さえ手に入ればいい…君は金がいるんだろう?」

マスオ「…ええ」

イササカ「私のビジネスを使えば簡単に大金を掴むことができるさ」

マスオ「イササカ…万歳…」


中島「はぁ~暇だなぁ磯野」

カツオ「そうだな」

中島「なんか木製バット見てると無性に人の後頭部殴ってみたくなるんだよなぁ」

カツオ「あーわかるわかる」

中島「今度裏のじじいにやってみね?」

433: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:18:28.45 ID:KD3kJY410
カツオ「…あ」

中島「どうした磯野?」

カツオ「あれ…甚六さんじゃない?」


甚六「ごほっ…うううっ……すいません払います…」

ウシジマ「…(タバコスパァー」

血まみれの姿で倒れている甚六

中島「…!!やばい…磯野やばいってやばいよマジで…(ガタガタ」

カツオ「じ、甚六さんがあいつにボコられたってのかよ…」

甚六「はひっ…はぁ……」

ウシジマ「2000円足りねぇ」

甚六「に…二千円ぐらい勘弁してください…おねがいひやす」

ウシジマ「ダメだ。今すぐ払え。」

435: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:24:37.47 ID:KD3kJY410
甚六「あ…!カツオくん中島くん!」

中島「声かけてんじゃねぇよクソメガネ…」

カツオ「…(ドキドキ」

ウシジマ「なに?この人の知り合いなの?」

甚六「そ、そうなんですよぉ~…この2人は後輩で…」

ウシジマ「あっそ、じゃあお前らがこいつの2000円立て替えろ。」

カツオ「えっ・・・」

中島は財布から2000円を取り出しウシジマに手渡した

ウシジマ「毎度」

そう言い残すとボロボロになった甚六には見向きもせず立ち去った

中島「甚六さん…今の誰なんですか……」

甚六「闇金のウシジマだよ…ハハッ…前に言ってた金融屋の社長だ」

439: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:29:01.49 ID:KD3kJY410
甚六「…いいな…あそこには絶対関わらない方がいい…(ガタガタッ」

カツオ(鬼の甚六さんがここまで追い詰められてるなんて…)

中島「くっ…僕が仇を討ちますよ!あんなメガネ!」

甚六「バカやめろ!!あいつは以前にヤクザの組員もボコしたって話だ…下手に手は出すな」

中島「や…ヤクザも……」

甚六「とにかく俺はもう借金もするつもりもない」

甚六「命の次に大切だったバイクまで売らされたんだからな…もう関わりたくないさ」

カツオ「…ウシジマ…か……」

443: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:38:13.22 ID:KD3kJY410
イササカ「マスオくん…これは今月分の支給だ」

マスオ「え…?これだけ…ですか」

イササカ「ああ、君も入会して2ヶ月が経った…少しは協力してくれ」

マスオ(おかしいなお金は稼いでるはずなのに…これっぽちの支給か…)

イササカ「悪いが今月も我々の販売している商品を君にも購入してもらうよ」

マスオ「…分かりました」

ワカメ「教祖様ァァーーー早くお金ーーーー!おーーかねーー」

イササカ「チッ、うるさい雌豚だ。こいつもそろそろ捨て時だな。」

マスオ「…(ぶるぶるっ」

今更…ワカメちゃんに対して罪悪感を感じてどうする…!
自分がここへ連れて来たんじゃないか…
罪悪感を消せ……今の僕には金が必要なんだ……


ウシジマ「はい、これで完済ね」

マスオ「あの…50万ほど融資お願いできないでしょうか…」

ウシジマ「いいよ。はい」

マスオ「…ありがとうございます……」

444: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:44:03.65 ID:KD3kJY410
タイコ「…この掃除機で50万円よ」

マスオ「……はい」

戸惑うことなく借りてきた50万円をタイコに手渡した

タイコ「ありがとうマスオさん」

タイコ「マスオさん…マスオさんにだけ話しておくわ」

マスオ「え?」

タイコ「…実は私今週中にこの団体を抜けようと思って」

マスオ「…!」

タイコ「誰にも言わないでちょうだいね…団体のお金をいくら盗んで逃走しようと思うの」

マスオ「どうして…教祖様を信じていたんじゃ…?」

タイコ「…もうあの人の玩具としているのに疲れたのよ…」

マスオ「そうだったんですか…」

タイコ「だから、マスオさんと一緒に逃げたいの…!お金を取って2人で暮らしませんか?」

マスオ「2人で……」

445: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:44:33.23 ID:KD3kJY410
タイコ「…この掃除機で50万円よ」

マスオ「……はい」

戸惑うことなく借りてきた50万円をタイコに手渡した

タイコ「ありがとうマスオさん」

タイコ「マスオさん…マスオさんにだけ話しておくわ」

マスオ「え?」

タイコ「…実は私今週中にこの団体を抜けようと思って」

マスオ「…!」

タイコ「誰にも言わないでちょうだいね…団体のお金をいくら盗んで逃走しようと思うの」

マスオ「どうして…教祖様を信じていたんじゃ…?」

タイコ「…もうあの人の玩具としているのに疲れたのよ…」

マスオ「そうだったんですか…」

タイコ「だから、マスオさんと一緒に逃げたいの…!お金を取って2人で暮らしませんか?」

マスオ「2人で……」

456: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 16:54:16.04 ID:KD3kJY410
タイコさんと逃走することになった

教祖のイササカがどうやら今までの売り上げを僕達にあまり回さず自分で隠し持っていたようだ

金より女なんて言っていたがホントは金が恋しかったのだろう

その隠し金のある金庫の在り処を知っているタイコさんがお金を取り出し

早朝に僕と一緒に遠くへ逃げる予定だ

イササカはいつも昼過ぎにこちらへ来るため早朝の活動となった

マスオ「金庫の鍵は?」

タイコ「その在処も知っています。以前酔っていた時に聞き出しました。」

マスオ「そうですか…じゃあ金庫のことはお願いします。僕は車を用意して待っておきますので。」

タイコ「はい、分かりました」

462: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:01:27.31 ID:KD3kJY410
……



計画の日

僕はイササカ教の集会所から少し離れた場所に車を停めていた

だが、一向にタイコさんが僕の車に近づく気配はない

不審に思った僕は集会所の中に入った

ガラッ

マスオ「………」


ブロロロロ…

イササカ「金は全部持ったな?」

タイコ「はい」

イササカ「よし…ある程度利益も得たからもうあのビジネスに拘る必要はない」

イササカ「不審に思ってる奴も何人か出てきたからな…早いうちに逃走して正解だ」

タイコ「ええ…これからは静かな所で暮らしましょうか」

464: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:06:36.93 ID:KD3kJY410
マスオ「……騙された……騙された…!!!」

マスオ「あああああああああ!!!くそっくそっ!!」

マスオ「……タイコオオオオオオオオオオオオオオああああああ!!!!」

マスオ「…殺してやる…殺す……あの女も…教祖も…!!」

スッ

グイッ

マスオ「…え」

ウシジマ「借金の取り立てだ」

マスオ「たっ……田嶋さん………!!」

467: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:10:17.09 ID:KD3kJY410
ピラッ

マサル「この紙見ろ」

マスオ「…」

ウシジマ「あんたのとこの教祖様、色んな所から金ツマんでてよ」

高田「それを全部うちが回収することになった訳」

マスオ「い…イササカが借金……!?」

ウシジマ「で、今来てみたら本人がいねぇーみたいだし」

マスオ「あいつは…店の金全部持って女と逃げました……」

ウシジマ「イササカの借金800万円とあんたの50万、それに迷惑料延滞料交通費合わせて980万円払え。」

マスオ「きゅっ……きゅうひゃくはじゅうまん・・・!!?」

476: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:17:41.62 ID:KD3kJY410
マスオ「なんで僕が…!僕は借りた分だけじゃ…」

ウシジマ「あの怪しい団体で仕事してたンだろ?」

ウシジマ「イササカが逃走したから信頼されてたアンタが立て替えろ」

マスオ「そんな無茶苦茶な…!!払える訳がないだろ!!」

マスオ「闇金は違法だぞ!違法だ!」

ウシジマ「アンタだって年寄り相手にガラクタ売りつけてたんだろ?(ジッ」

マスオ「うっ…」

ウシジマ「どーすんの?」

マスオ「払えない…払えません……僕には払えません……」

マスオ「お願いです…!!イササカが全部金を持ってるんです!」

マスオ「あいつの借金ならあいつから取り立ててください!!」

マスオ「僕の分もあいつの売り上げの中に含まれてるんです…!!」

ウシジマ「……」

481: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:25:32.61 ID:KD3kJY410
イササカ「フフ…この金を使ってまた新しいビジネスでも始めるか」
イササカ「タイコの奴も後で切り捨てて私1人で…フフ」

ウシジマ「…」

イササカ「なんだお前…?」

ウシジマ「へぇー、ここがあんたの別荘なんだ」

イササカ「どうしてお前がここの場所を…」

ウシジマ「マスオさんから聞いた」

イササカ「くっ…マスオか!最後の最後に私の邪魔をしやがって…」

ウシジマ「部下から信頼されてなかったんだな」

イササカ「うるさい黙れ!!私は神と崇められたイササカ様だ!!」

ウシジマ「どうでもいいけど、借金払ってくれる?」

ウシジマ「980万円。払え。」

イササカ「ハハハハ…!!誰が払うか…!今までの借金も全部踏み倒すつもりだしな!」

ウシジマ「…取るよ」

イササカ「やってみろよ金融屋が!」

内ポケットから刃物を取り出すイササカ

493: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:32:47.96 ID:KD3kJY410
ドコッ

イササカ「…ぐはぁっ…!!!」

カランカランッ

ウシジマに蹴り飛ばされ刃物を手から握り落とす

刃物を拾い上げイササカの大金の入った袋を取り上げた

ウシジマ「金や女作る前に部下の信頼作った方が良かったんじゃねェーか?」

イササカ「くっ…そが……お前みたいなクズもいずれ裏切られるだろうが…!」

ウシジマ「……」

ピラッピラッ

ウシジマ「500万円足りねぇ。」

イササカ「それが売り上げの全部だ…もう金はない……」

ウシジマ「乗れ」

イササカ「え?」

ウシジマ「車に乗れ」

507: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:40:15.58 ID:KD3kJY410
イササカ「わ…私を殺す気か……!?」

ウシジマ「テメェを売りさばくだけだ」

イササカ「なんだと……?」

ウシジマ「得体の知れないババアとひたすら性交渉を続ける仕事だ」

ウシジマ「どんな病気持ってるかもしれねェ…そんな場所でお前は毎日ひたすら交尾し続ける」

ウシジマ「その紹介料で残りの500万円はチャラにしてやるよ」

イササカ「…びょ…病気が蔓延してるような所で…!それに日本でそんな場所が…」

ウシジマ「日本じゃねぇ、海外にそういう場所があるからお前をそこに紹介すんだよ」

イササカ「……(ガタガタッ」

ウシジマ「お前が病気になろうが向こうは知らん顔だ。ただひたすらお前は性の道具として扱われる。」

イササカ(怖い怖い怖い怖い怖い……嫌だいやだいやだ!!!)

柄崎「良かったな、70~90代の婆さんがいっぱいいるみたいだぞ」

イササカ「………」

ウシジマ「行くぞ。」

ボボボボボ…

515: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:47:42.57 ID:KD3kJY410
……

マスオ「…これで全部です」

スッ

ウシジマ「毎度。これでマスオさん完済ね。」

マスオ「…はい」

マサル「どーする?また借りるか?」

マスオ「いえ…これからは自分で働いて真面目にお金を稼ごうと思います」

ウシジマ「ああそう、頑張ってね。」

マスオ「…」


サザエとは離婚…タラちゃんはサザエが引き取った

お父さんは今回の逃走を知りショックを受け行方不明に

母さんはその責任を感じてかノリスケくんの家のマンションから飛び降り自殺

ワカメちゃんは中絶をし気が狂ったまま今日も夜の街を歩いている

家族が元に戻ることはなかった…それでも僕は僕の道を歩もうと思う

これからは抜け道を使わず…長い道を自分の足で踏みしめつつ……

531: 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2014/06/21(土) 17:52:30.55 ID:KD3kJY410
終わりです
ノリスケとカツオはこの話では書ききれませんでした
保守、支援ありがとうございました

引用元: ・ウシジマ「あんたはいくら貸して欲しいんだ?」マスオ「…」